管内蔵コラムストッパー | 『未来航路株式会社』港湾・漁港用製品(車止め・縁金物・標示灯)、エコボート、トランポリン、バーベキューコンロなどのプロダクトを展開

管内蔵コラムストッパー

管内蔵コラムストッパー

管内蔵コラムストッパーは、角形鋼管の内部空間を活用し、 メンテナンス性・景観性を向上させた車止めです。

特長・効果について

管内蔵車止めは、コラムストッパーの内部空間に管を内蔵できるよう加工を施した車止めです。
角形鋼管の強度と加工性を活かし、車止め内に管を納めることで岸壁上での設置が可能で、漏水などの補修時にも短期間で工事が出来るメンテナンス性も備えています。

  1. 角形鋼管の加工性を活かし、岸壁上に設置!
    港湾における管の整備は、構造物への埋設もしくは添架する方法が一般的でありましたが車止めに内蔵させることで岸壁への設置が可能になり、施工性、メンテナンス性を向上しました。
  2. メンテナンス性を向上!
    管の材質や大きさによっては車止め本体のコラムをスリット仕様にすることで万が一の破損や補修の場合でも、車止め本体の交換・管のメンテナンスが可能に出来るよう工夫されております。
  3. イニシャルコスト削減と工期短縮!
    管内蔵車止めは構造物に埋設する場合や桟橋下部に添架する場合と異なり、上部工のみでの施工となるため、社会的環境に左右されずにコストを抑え施工が出来ます。

給水管80A Φ89.1mmの内蔵状況

給水管の設置状況

スリット仕様 給水管の設置状況

仕様について

内蔵する管の種類や設置方法及びメンテナンス方法にあわせて標準仕様と角形鋼管底面を切り欠いたスリット仕様があります。

柔軟性のある管にオススメな標準仕様!

電気配線などを収めた柔軟性のあるコルゲート管やホースを、車止めに内臓させる場合に最適です。
管の連結・メンテナンス作業は車止め本体に開口部を設けることで、省スペースで行うことが出来ます。

コルゲート管及び配線を内臓させています。

起点及び終点となる部分にはカバーに開口を設けることで
コルゲート管を内臓させることが可能です。

高強度の管にオススメなスリット仕様!

給水用の鋳鉄管やポリエチレン管など、高強度の管を車止めに内臓させる場合に最適です。
車止め内部には管を支持する固定用の金具を設けて、コラムは内部に補強板を施したスリット形状にしています。
このことにより、施工時及びメンテンナス時に作業性が大幅に向上します。

スリット仕様については形状及び強度確保のため、補強版
(t6.0)を0.8mピッチにコラム内部に設けます。

標準仕様にて角形鋼管(□150)の中に給水管(25A)を内臓
させています。給水管をジョイントをしやすいように開口を
設けています。

製品規格について

管内蔵コラムストッパーは、内臓させたい管の規格をもとに車止めの規格を選定して割付をする必要があります。
下記の『車止め規格選定表』をご参考のうえ、まずは当社までお問い合わせください。

車止め規格

車止め規格についてはH180~H300までの4種類となります。
使用する管のサイズに応じて規格を選定します。

車止め規格の選定について

選定された仕様と管及び管の連結に用いる継手の最大の外径寸法により、施工可能な車止めの規格を選定します。

【 参考断面図 】

※管は必ず“最大外径”の寸法をご確認ください。
給水管の規格は特に内径で表記されている場合があります。

特注仕様によるご提案

管や継手のサイズが大きく車止めの標準規格に該当しない場合は、特注の仕様にて設計及び製作が可能です。

【 参考納まり図 】管外径Φ165㎜、継手外径Φ205㎜のポリエチレン管を使用した場合

割付について

内蔵された管の露出を防ぐため、標準の車止めとは異なる割付を行う必要があります。

係船柱箇所

多くの岸壁では係船柱前方はすき間を設けて車止めが設置されていますが、車止めに管を内蔵させる場合は係船柱箇所も縁を切らずに設置する必要があります。

【 参考配置図 】岸壁法線・車止め間を200㎜、車止め・係柱間を300㎜空けた場合
係船柱前に連続設置を行った場合

車止め法線と係船柱位置が重なる場合

車止めと係船柱が同一の法線上になる場合は、係船柱を避けて管を背後に回す、又は部分的に埋設するなど管の設置方法を検討する必要があります。

露出する管をコンクリートにて保護した場合
専用カバーにて管を保護した場合
打設前
管挿入部

加工事例について

管を内蔵するにあたり、車止めの各所に加工を施します。
施工性・メンテナンス性を考慮し、それぞれの現場に合わせて出荷します。

管の挿入・排出部

車止め端部のエンドカバーを管のサイズにあわせ開口加工を行い、管の露出を最小限にとどめます。

岸壁 角部

岸壁角部もコラムのL型溶接・上部開口により管の内蔵が可能です。管設置後に上部蓋の取付を行います。

管 保持金具

ベースフレーム(2.5m~3.0m)間隔にて支持金具を用いて給水管の固定を行います。

給水管 途中排出口

側面・下方向など、多方向への管排出要求にあわせた加工を行います。

バルブ設置箇所

バルブ設置箇所への開口加工及び専用カバーを製作します。

じゃばら仕様による目地間の動き対応

目地部にじゃばらシートで繋げて管の露出を防止します。

施工・メンテナンス用簡易窓

天端の開口加工にて施工・メンテナンス性を向上します。

品質について

製品についての防食対策や強度計算、品質管理についてまとめておりますのでご参照ください。

実績・事例写真について

製品の設置事例の写真や実績についてまとめておりますのでご参照ください。

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