こんにちは営業部です。
今回は海外案件に対応した改良のご紹介です。
コラムストッパーの排水機能を理由に
ODA案件で採用して頂けました。
納品先はセネガル国。そうですアフリカです!
なかなかの遠方です。すぐに行ける場所でもないです。
って事でコラムストッパーのもう1つの特徴でもある
メンテナンス性はこの国では難しいのではないか。
国内のようにパーツ交換が頻繁になされないのではないか。
というような意見が社内から出てきまして、
だったら出来るだけパーツ交換が発生しないように強固仕様に改良した対策を取ろう!
ということになりました。
改良① 通常、ベースフレームにはカバーを固定するためにオリジナルのゴムナットをはめ込み、現場にてカバーの交換が発生した際にもゴムナットになっていることで容易に出来る様にメンテナンス性を重視して作られています。
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今回は、メンテナンス性<強固固定 を重視することを目的とし、 ベースフレームの素材t9㎜の鋼板にタップを切り、直接締め付ける強固な 仕様としました。 |
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改良② エンドカバーはジョイントカバーに比べ内部にコラムが入ってない事と、
車止め端部に設置される事から破損の発生率が高いため、内部をリブ構造にし
カバーそのものを強固仕様としました。
カバーはどの程度、強度が上がるかを工業試験場にて潰しの試験を行いました。
その結果・・・。
約50KNの負荷をかけた時点から凹みが発生しました。
それでも相当強いカバーであることが確認できました。
溶接部分の裂けも発生していません。
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◆補強あり
同じ負荷をかけても全く変化はありませんでした。
最終的に3倍の150KNの負荷をかけた時点から凹みが発生しました。
セネガル対応はこの改良2点で対応することとなりました。
各港々で利用環境は私達が想像していないような事が起きています。
この仕様で絶対大丈夫です!と言い切りたいとこですが、世の中そんなに甘くはない。
ただ私達はできる限りの最善を尽くし改良し、自分達が納得できるものを
納めていきたいという思いでモノ造りをしています。
ただセネガルは遠い・・・。どうか、どうかクレームが出ないことを祈るばかりです。