先週、博多港に設置して15年ほど経過したコラムストッパーのパーツ交換工事が発注され、
今後の経験のため社員と一緒に現場に入らせて頂きました。
ここのコラムストッパーは埠頭の北側に設置され特に冬場は環境の厳しい条件になる場所でもあります。
現状カバーとベースフレーム(旧仕様)の腐食が進行し、係留索に影響を及ぼす状態でもありました。
溶融亜鉛めっき仕様のナットも腐食が進行しているとなかなか外れません。
ナット固定部をバーナーで焙ったり、ナットクラッシャーを使ったりでなんとか全てを取り外すことが出来ました。
この作業に時間と労力がかなり掛かってしまい、ここまでなる前に交換をしていく事も大事だと感じました。
コラム本体は端部の腐食は見受けられますが強度が保たれている状態でしたので全て流用出来ました。
※1本訳ありで新材になりましたが・・・。
とりあえず午前中までに8割り方外すことが出来たスタッフは安心した趣で美味しそうにコンビニ弁当を、
コラムストッパーに座って食べています。
午後からは、ボルトにジンクリッチを塗布し、その上から初めての試みで信越ポリマーさんのシリコン接着シートにて防触対策をさせて頂きました。
シリコーン接着シート『ポリマエース®』 | インフラメンテナンス資材 | 建設資材 | 製品一覧 | 製品情報 | 信越ポリマー株式会社 (shinpoly.co.jp)
ナット固定後も同様の対策をし、これから経過観察をしていきます。
今回感じた事は設置して15年程度経過している現場やカバー部に腐食が見受けられる現場には早めにパーツの交換をご提案し、
車止め機能の延命対策を発信していくこともく私達の役目だと感じました。
そして手前のコラムが新しくJIS安全色の改訂にて変更された黄色になります。
これからは、この黄色が標準色となります。
よろしくお願いいたします。