特長・効果について
コラムストッパーは、一般構造用角形鋼管の強度を活かし連続設置が出来ることで、車止めとしての安全性の向上を図っています。また、係留索の落込みやはね上がりを防止することで、利用者の安全性にも配慮された車止めです。1998年開発され、現在に至るまでに改良を重ね高機能型車止めとして国内で多くの岸壁に採用していただいております。
- 高強度な角形鋼管を採用した車止め!
割れ欠けが発生せず、車止めとしての機能を維持します。 - 本体下部に隙間を設けて連続設置し、排水機能を向上!
エプロン部の水たまりが解消され、荷役環境を良好に保ちます。 - 3つのパーツ構成でメンテナンス性を向上!
破損箇所のみの部分交換が可能で、メンテナンス費用を抑えます。 - 連続設置と天端スベリ止め塗装で利用者の安全性を高めます!
従来発生していた車止め間の隙間で係留索の引っ掛かりを防止します。
また、スベリ止め塗装を標準装備とし、利用者の安全性を高めます。 - 各パーツの配色を変更可能!
景観を尊重し、個性ある港づくりに貢献します。配色を変更した事例はこちらから - 現場の使用用途にあわせた車止めのご提案が可能!
着脱できる可動式や給水管・LEDを車止めに内蔵させることが可能です。
製品案内
近年、国際コンテナターミナル、複合一貫輸送ターミナル整備事業が進められているなかで附帯設備に生じる様々な課題を
角形鋼管の加工性や内部空間を活かし、車止めとしての機能にとどまらず、その課題を解決する車止めのラインナップを揃えております。
可動式車止め(重機・人力移動タイプ)
RORO船のランプウェイやクルーズ船のギャングウェイの降板時に、車止めへの接触により本体を破損させてしまう懸念があります。
そのような場合に、車止めを着脱できるように仕様を変えることで破損を防ぎます。
現場にフォークリフト等の重機がある場合は重機移動タイプ
現場にフォークリフト等の重機がない場合は人力移動タイプ
開閉式車止め
フォークリフトなどの重機が無い施設で移動が必要な際に、回転ヒンジとキャスターを用いて、容易に回転移動が可能な車止めです。
管内蔵車止め
給水・配電が必要な岸壁で、菅を構造物への埋設・添架させることが困難な施設において、角形鋼管の内部空間を活かし、管を内蔵した車止めです。
近年ではメンテナンス性を考慮されて採用が増えています。
LED内蔵車止め
夜間の視認性が低い岸壁で、入港時の船舶の衝突や車輛の転落事故を防止するために、角形鋼管の内部空間を活かし、
LEDライトを内蔵した車止めです。車止めに収めることにより、係留索のはね上がりや引っ掛かりによる破損を防止します。
その他の仕様追加について
上記のLED製品をはじめ、反射板やコラムストッパー専用の付属品を追加することができます。
製品規格について
高さは4種類から選べます。
長さはCS180N・200Nタイプは最小寸法850㎜~
CS250N・300Nタイプは最小寸法1100㎜~となります。
センチ単位の加工ができるので、岸壁に合わせた割付けが可能です。
割付・施工手順について
割付について
岸壁の構造によって、割付方法が異なりますので下記をご参考ください。
① 矢板式岸壁など、目地間で上部工の動きが少ないとされる現場、係船柱間に目地がない現場
係船柱間を一連にて設置する割付が可能です。
コラムストッパーの特長を最も活かし、安全な繋離船・係留作業に貢献します。
② 重力式・桟橋構造など、上部工の沈下や目地間での動きが考えられる現場
上部工の動きにより、損傷が無いよう各目地位置で車止めを分割する必要があります。
分割した場合にも、車止め端部のR形状により引っ掛かりを防止し、係船ロープを逃がします。
施工手順について
製品の施工手順については下記のPDFデータをご参考ください。
取外しについて
車止めのパーツ交換及び再利用の際には、本体のカバーを取り外す必要があります。
現行仕様と旧型仕様(平成25年11月まで)によって、取り外し方法が異なりますので下記動画をご参照ください。
■旧型の場合 (平成25年11月以前の製品) ■現行型の場合
品質について
製品についての防食対策や強度計算、品質管理についてまとめておりますのでご参照ください。
車止めの選定について
当社では、車止めをご提案するにあたり、外部資料に基づいたガイドラインをまとめております。
現在、車止めをご設計及びご検討されています皆様につきましては、是非ご参考頂ければ幸いでございます。
実績・事例写真について
製品の設置事例の写真や実績についてまとめておりますのでご参照ください。
図面データについて
製品のデータが必要な場合は弊社までお問い合わせをお願いいたします。
お問い合わせはこちらから。